雲の上はいつも晴れ

10月も半分を過ぎると、はたとこの一年も残り少ないことに気がつきます。

まだまだあるなと感じていた様々な物事のゴールが唐突に目前に迫った気持ちになって、やにわに焦り出すのも私の恒例です。

前世話人の村上さんから引き継いで関東地方区の世話人を預かったこの2年、長かったような短かったような不思議な心持ちでおります。

何もわからないところから3年間関東地方区の運営に参加して、多くの皆様の支えを得てここまでなんとか務めることができました。

思えば、世話人であったこの2年は世界が大きく揺り動かされたタイミングと重なりました。新型コロナウイルス感染症が全世界を脅かし、大変多くの方々が犠牲となりました。私たちの生活にも大きな影響を及ぼし、未だ、マスクが手放せない日々になろうとはほんの2年前までは想像すらできませんでした。

仲間とゆるりと集まって、ともに学びあっていく私たちのコミュニティも形を変えざるを得ない日々が続きました。

そして、私たちアドラー心理学を学ぶ者たちにとって最も重大な出来事であったのは、尊敬すべき師である野田俊作先生がご逝去されたことでした。

あまりにも大きな存在であるがゆえ、その悼みの大きさ、深さは計り知れないものでありました。改めてその偉業に畏怖の念を抱くとともに、時を同じくして野田先生の教えを直接受けられた幸運をただただありがたく思います。

個人的にも、職場が新たになって責任が増したと同時に、母が全く予想外に突然の病に倒れて介護がスタートしたり、友人を立て続けに亡くしたりと息つく間もない2年であったように思います。

占星術では、今この世の中のタイミングは200年ぶりに「地の時代」から「風の時代」が到来し、大きなパラダイムシフトが起こる時期なのだそうです。あまり真剣に占いを見る方ではありませんが、そうなのかもしれないなぁ、と思わざるを得ないほど、いろいろなことがありました。

激動の渦中にいると、なんだか暗雲が立ち込め、五里先も見えないような気分になってしまいますが、ふと顔を上げるといろいろなことに気がつきます。

新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活を根本的に見直す機会ともなりました。家で家族とゆっくり過ごす時間の楽しさや、なんとなく持っていたものを手放すこと、不自由の中の自由を見つけられた方も多いのではないでしょうか。

野田先生がアドラー心理学を日本に紹介されてから40年が経とうとしています。ご著書は今でもその輝きを失っていません。そして先生は生涯を通じてアドラー心理学の種を蒔き続け、今ではその種は見事に日本全国で芽吹き、世代を越えて花を咲かせています。

母も、一足先に旅立った友人も、このタイミングで私に必要なことをたくさん手渡してくれました。

頭の上は厚い雲が垂れ込めているように感じても、顔をあげてその上をじっと見つめたら雲の隙間のどこからかお日様の光が漏れているのがわかります。

そんなふうに、今このときを大切に希望を持って歩んでいきたいと思っています。

だって、どんなときも雲の上はいつも晴れなんですから😊

9月末日をもちまして、2020年度運営メンバーでの運営は終了となります。

10月より新体制での関東地方区運営がスタートしています。

新運営メンバーをこれまでと同様、応援してくださいますようお願い申し上げます。

2年間、大変お世話になりました。

皆様の多大なるご協力とお力添えに心より感謝申し上げます。。

本当にありがとうございました。

2020年度 世話人

伊澤 幸代

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