とある一学会員の研修の楽しみ方

皆さまこんにちは。関東地方区運営委員の佐々木と申します。

 前回までのコラムではまじめな投稿が続いているのを尻目に「そんなのはチラシの裏にでも書いとけ!」と言われそうな個人的なことを少々つづってみたいと思いますので生暖かい目で見守っていただけたらと思います。
 アドラー心理学を学ぶにはともかく教えを請わなくてはなりません。そこで私も遅れてはならじとこれまで数々の研修会勉強会に参加させていただきました。今回はこれまで培ってきた私流の研修の楽しみ方のノウハウについて述べてみたいと思います。

動機
 私はアドラー心理学と良き師と巡り合えたおかげで随分といろいろなことを学ぶことができたと感謝しておりますがその話はスキップしてとにかくアドラー心理学を学びたくて学びたくて、さらに学んだことのその奥を知りたくなってどうしようもなくなったわけです。

 そこで日本各地で行われるお師匠様の開くアドラー心理学の講座に可能な限り参加すべくあちこち顔を出すようになりました。おかげ様で日本47都道府県のうち、尋ねたことの無い県は11か所となりました。存命中にはすべてに行ってみるつもりではおります。

 しかし私をご存知の方はよく知っていることですが、わたくしいい歳してパートアルバイトをしておりまして収入も不安定。いい時はいいのですが、そんなにいい時ばかりでもなく支出もセーブしなくてはなりません。しかしどうしても講座には出席したいのです。そのための費用は馬鹿にはなりません。

交通について
 そこで私の取った戦略は行き帰りは夜行バスを用いて足代を浮かせるという挙に出ることにいたしました。3列シートよりは4列の方が安いです。恰幅の豊かな方が隣だとなかなかきついです。キャンセルが出て隣が空席の時は至福の時を過ごしました。このようにして不快感と引き換えにわずかな金額を浮かせることに励みました。夜行バスは研修の日の朝に到着します。しかし到着する時間は随分と早いので早朝空いている喫茶店などで時間をつぶします。京都駅の前のベンチで寝ていたこともありました。若かりし頃12月31日の深夜から翌朝まで青森駅周辺で野宿まがいのことまでした私には実に容易い技であります。

研修
 ipad のおかげで方向音痴のくせにほぼ迷わずに会場入りすると島になったテーブルを選んで着席し、仲間と語らいながら始まるのを待ちます。研修は参加者同士でディスカッションしたり互いにインタビューする時間が豊富にあるのでいろんな方と知り合うことができました。各地の参加者が持ち寄ったご当地名物を頂くのも隠れた楽しみでございます。

宿泊について
 合宿で宿が約束されているときはとても楽チンで夜はおいしい夕餉を頂き、相部屋になったご同輩と講習の感想を語り合います。いろんな経験をされている方々と知り合えるので大変有意義な時間であり、おかげさまで日本各地にお友達が出来ました。「怖そう」「何を考えているのかわからない」などと言われることの多い私めに勉強仲間が沢山出来たのは合宿研修のおかげと申して過言ではありません。相部屋になった方に合気道の技をかけてもらっていてぇ思いをしたのも良い思い出です。

 しかし

 合宿ではない場合、自分で宿を手配しなくてはなりません。場所や時期によっては泊まる場所を確保することが難しいこともあるでしょう。何より私には宿代を安く上げなくてはならないという至上命題が課せられております。
 そこで第二の戦略ですが私はよくネットカフェを利用しておりました。研修終了後に他の受講生とお茶をしながら研修の余韻に浸った後にその日のねぐらを見つけてもぐりこみます。環境は芳しいものではありませんが、お茶は飲める、シャワーも借りられる、時間をつぶす漫画はある、で重宝しておりました。そして翌日の研修にはそこから出陣するのです。しかし京都で風邪を引いてしまったときにもネットカフェは少々厳しものがありました。自前のフリースブランケットはあったほうが良いです。空調が完全に好みに調整できるとは限りませんので。

空き時間について
 せっかく地方に行くチャンスなので研修の前後に休みをくっつけて観光も行います。珍しいものも見ることができました。例えば高知県、龍河洞の弥生人が置き忘れてそのまま鍾乳石に取り込まれて現在もそのままになっている「神の壺」などはもっと有名になっても良いのではないでしょうか。
 私は大きな神社を尋ねて御朱印を頂くのを好むのですが四国の某神社に行った際の事、境内に力石という石がいくつかおいてありました。江戸時代に力比べに使った石なのだそうです。そのように聞くと重さを確かめたくなるではありませんか。それは長方形の石なのですが、長辺のお尻を地面につけたまま頭はコンクリート製の低い台に立てかけるようにしておいてありました。実際かなり重いものでしたので両手で掬うようにして頭の方を持ち上げてみました。手が滑っても台の上に落ちるので私の手は安全という寸法です。その時本当に左手が滑りまして石が落下したのです。今でも不思議ですが、なぜか台の上に落下せずに私の右の指の上に。バチがあたったのでしょうねえ。

 結構な重量でしたので石の下になった指はその瞬間諦めたのですが、状態を確認しようと引き抜いたら幸いクラッシュしてはおりませんでした。しかしやがて確実に腫れ上がるであろうと思われましたので、お手水の水を掬って泥を流し、自販機で買ったジュースで手を冷やしながらレンタカーまで戻りました。不自由な手でハンドルを握りながら薬局を探し、そこで求めたシップと絆創膏を使って、店のカウンターの端っことハサミを借りて自分で何とか処置しました。腫れ上がった指を抱えて研修会に参加したのも今では良い思い出です。右の中指の第一関節の形が微妙に変わりましたがw

 平成30年は残念ながら地方の研修に参加する機会がほとんどありませんでしたが、私がこれまでいかに学ぶことを楽しんで来たかは上に述べた通りです。まだ参加されたことのない方は少しは興味を持っていただけたでしょうか。

 人間の関係には親子関係、夫婦関係など様々ありますが師弟関係は機会を得たものにしか得られない貴重な関係であります。そのような巡り合いを今生で得ることが出来たのは人生の宝でした。

 研修に参加する機会は減るかもしれませんが、今後もこの世界で研鑽を続けて参りたく思います。これまでに知り合うことのできた学びを同じくする皆さま、これから知り合うまだ見ぬ同好の士の皆さま。

 これからも宜しくお願い申し上げます。

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