ともに学ぶ仲間の大切さ

あけましておめでとうございます。
穏やかな新年をお迎えのことと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

関東地方区のHPをご覧いただきありがとうございます。

こちらのページは「コラム」のページです。
関東地方区でアドラー心理学を学んでいる方々のコラムをあげさせていただきます。楽しみにしていてくださいませ。もちろん「コラムを書いてみたい」なんてお声も大歓迎ですので、お問い合わせフォームよりご連絡をお待ちしております。

さて、私は関東地方区で世話人をさせていただいていることもあり、コラムの執筆依頼をいただきました。しかも、記念すべきコラム第1号です。「何を書かせていただこうか?」とつらつら考えました。その結果、「ともに学ぶ仲間の大切さ」について書かせていただくことに決めました。実は、このHPを作成しようと思ったのも「アドラー心理学を学び始めた方々と学習グループがつながることや、学習グループ間の交流がより深まるきっかけを作りたい」との願いがあったからです。

アドラー心理学を学ぶには、何はともあれ、まずはアドラー心理学について「知る」必要があります。そのためには、「パセージ®」や「アドラー心理学基礎講座」に参加することや、アドラー心理学の本(書籍紹介のページをご参照ください)を読むことなどが必要です。アドラー心理学を知ることができること、これはとてもラッキーなことだと思います。人生の諸問題を解決するための考え方や方向性、そしてそこにいたるための具体的な方法を知ることができるからです。

しかし、それですぐにアドラー心理学が実践できるかというと、そうではないと思います。例えば、ゴルフについて初めて知った人が「なるほど、少ない打数であの穴にボールを入れればいいんだな」と思って、いきなりコースに出たところを想像してみてください。とっても苦戦すると思いませんか?ちゃんと上達するためには、素振りなどの個人練習も必要だと思います。また、仲間と一緒にコースに出ることも必要だと思います。上手な人のプレーを見たり、プレーについて意見しあったりして、試行錯誤していく中で成長していくのではないかと思います。それと同じように、「知った」アドラー心理学を身につけていくのにも「お稽古」が必要なのです。

では、どこでどのようなお稽古が必要なのでしょう?それは「自助グループ」や「パセージ®」で、「実際にあったエピソードについて、仲間と一緒に考える」ということ。そしてそこで学んだことを日々の生活の中で実践してみること。実践の結果をまたグループで点検すること。これを繰り返すことが、もっとも基本的なお稽古だと私は思います。そのプロセスを通して、個人もグループも共に成長していきます。

「自助グループ」とは、アドラー心理学を学ぶ自主的な学習グループです。「いわゆる先生」のいないグループです。自助グループでは、実際に起こった困った出来事を、アドラー心理学を頼りにしながら、みんなで一緒に解決を考えます。その過程から、本当に沢山のことを学ぶことができます。例えば、人の話を聴くということ。人と協力するということ。横の関係で互いに勇気づけあうということ。などなど、自助グループに参加していただければ「頭と体と心」でアドラー心理学を学ぶことができます。

アドラー心理学はひとりでは学ぶことができないと言われています。ぜひ、自助グループやパセージ®に参加して、仲間と一緒にアドラー心理学を学んでみてください。きっと楽しい時間になりますよ。

幸いなことに、関東地方区内には「自助グループ」がたくさんあります。パセージリーダーもたくさんいます。それは関東地方区の強みだと思います。私のおススメの学び方は、いくつかの自助グループに参加してみたり、違うパセージリーダーのコースを受講してみることです。関東地方区には魅力的なグループや有資格者が沢山いるので、グループやリーダーごとの個性を楽しむことができると思います。そして、違うグループや違うリーダーにも共通している部分があることに気がつくと思います。そこからアドラー心理学が持つ特徴についても学ぶことができると思います。

関東地方区のHPには自助グループのリンクやパセージ®の開催予定が掲載されています。まだグループで学んだことのない方は自助グループに参加してみたり、パセージを受講してみてはいかがでしょう?アドラー心理学を学ぶ上で、大きな一歩になると思います。
すでにグループでアドラー心理学を学んでいる方々は、普段とは違う自助グループに遊びに行ってみたり、受講したことのないパセージリーダーのコースを受講してみてはいかがでしょう?きっと新たな発見があると思います。その発見を、普段参加している自助グループでシェアしていただくと、グループが成長するきっかけにもなると思います。そんなステキな循環が関東地方区でまわっていくことを私は願っています。

このHPがアドラー心理学を学ぶ人と人を結びつけることに役立てば、世話人としてこれ以上の喜びはありません。

関東地方区世話人
村上 透

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